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第三章 ESCALATE

 理香恵との文通は続いていたが、受験に専念している、理香恵の心を惑わさない様にするため、恵は、淫らなやりとりは控えていた。しかし、一度、自らの淫らな行為や性癖を、人に告白する興奮と、快感を覚えてしまった恵にとって、変態オナニーを告白し合う理香恵との文通は、恵の異常な性欲を満たすための、大切な手段となっていた。


 以前は、一人で、変態オナニーをしてれいば、それで満足だった恵なのに、今は、理香恵との変態文通を、一時的に中止しただけでも、欲求不満が溜まっていく。そして、その欲求不満は、恵の変態性癖をエスカレートさせていった。


 入浴を済ませて、部屋に戻ると、時計は夜の11時を回っていた。


手早く、サックスブルーのパジャマを身につけ、鏡台の前で、ショートの髪を乾かすと、恵は、通学に使っているバッグの中から、財布を取り出し、財布の中から、小さな鍵を取りだした。


 鍵を持って、学習机の前に座った恵は、一番上の、引き出しの鍵穴に鍵を入れる。その引き出し一つだけが、鍵をかけることが出来た。


 鍵を開けた引き出しを開くと、そこには「オナニー計画ノート」がある、そして、今の恵は、「オナニー計画ノート」の他に、「オナニー日記」も書き記す様になっていた。


 ノートの表紙には、赤いサインペンで、かわいらしい文字で、「オナニー日記」と題字が書かれている。いずれ、理香恵との変態文通を再開したときに、それまでにした変態オナニーをレポートするために、記録しておこうと考えて、書き始めた日記だ。


 恵は、「オナニー日記」を、机の上で広げると、鉛筆を手に持った。


 7x


 今日は、昨日、期末テストが終わったので、朝、起きた後すぐに、そのままベッドの中でオナニーしました。起きたばかりで、まだ眠いときにするオナニーも、気持ちいいよね。でも、朝は時間が無いので、下着に手を入れて、軽くおまんこをいじるだけにしました。


 学校へ早く行って、特別教室棟の四階のトイレでオナニーしました。朝のトイレは、少し落ち着かないので、服は脱がなかったかれど、いく時だけ、個室の扉を開けていきました。


 放課後も、特別教室棟の四階トイレでオナニーしました。放課後のオナニーは、いつものように、素っ裸でオナニーしました。いくときは、素っ裸のまま、個室の外に出ていきました。やっぱり、トイレでのオナニーは、個室の外に出た方が、興奮して、気持ちがいいと思う。


 家に帰ってきて、着替えをしながら鏡の前でオナニーしました。鏡を見ていると思うけど、最近の私の顔って、前よりずっといやらしくなっていると思う。


 お風呂ではおしっこオナニーしました。今日は、洗面器にしたおしっこを、頭から浴びた後にオナニーです。おしっこオナニーをしていると、理香恵ちゃんと、早くいやらしい文通をしたくなったちゃう・・・


 今も、日記を書きながらオナニー中。オナニー日記を書いていると、どうしてもオナニーしたくなるの。


 一日の内に、何度オナニーしても、何度エクスタシーを得ても、物足りない感じが続いていた。


 理香恵との、淫らな文通を一時的に止めているせいが大きいのだが、脳が、新たな刺激の材料を、求めている事も、恵自身理解している。強い性的な刺激を受け、今までに、味わった事のない様な快感を得なければ、体の火照りを抑える事が出来なさそうだった。


 しかし、今年の夏は、一人になれる週末は、無い事がわかっていた。八月に入り、父親の会社が夏休みになると、父親が、休みの間は家に戻ってくることになっていたからだ。そのため、七月も、母親は、父親の単身赴任先に行くのは取りやめる事にしていた。


 いつも、新たな興奮の源となっている、一人の週末が来ない事は、今の恵にとっては、絶望的な事と思えた。


 「お外で・・・、お外で、すごくいやらしい事、したいよ・・・、素っ裸になりたいよ・・・、こんなんじゃ我慢できないよ・・・」


 小声で呟きながら、恵は、指でクリトリスの刺激を続けた。


 (お母さんがいても・・・・、こっそり、家を抜け出しちゃおうかしら・・・)


 その日、六回目の絶頂を迎えつつ、恵は、心を決めていた。


 夏休みに入ったばかりの月曜日、恵は、朝食を終えて、自分の部屋へ戻ると、外出するために着替えを始めた。


 一度、着ていた服も、下着も、全て脱ぎ捨ててから、薄いブルーをベースにした、ギンガムチェックのワンピースを被った。これから、行おうとしている行為の事を思えば、前が開けるワンピースが最適と思ったが、下着が全く透けない夏服は、このワンピースくらいしかない。


 脱いだ衣類と、下着を片付けると、恵は、ワンピースの裾を、腰までまくり上げて、何も着けていないお尻のまま、学習机のイスに腰を下ろした。合皮の座面が、直接お尻に触れる。少し冷たい感じが心地よく、いやでも、ノーパンでいることを実感してしまう。


 恵は、机の上に置いてあったペン立てから、名前書き用の、油性マジックペンを取りだした。マジックペンのキャップを取りながら、机の下で、露わになっている下腹部へ目を移すと、うっすらと陰毛をたたえた、白い下腹部と、細め太ももが目に入る。


 手に持ったマジックペンを、ゆっくりと下腹部に下ろしていき、先ず、陰毛と、臍の間辺りに、「変態」と書き入れる。


 ペン先が、肌をなぞる感覚が、どこか、くすぐったくて、気持ちよくもあり、淫らな気持ちが高まる。


 次第に、息を途切れさせ、左手で、右胸をもみながら、恵は、自身の下腹部と、ワンピースの裾に隠れる太ももに、「変態女子高校生 恵」、「いやらしい露出狂」、「オナニー大好きな女の子」等、淫らな言葉を書き入れていった。


 書きながら、恵の股間からは、恵の淫らな興奮を示す、いやらしい液体があふれ出して、何も着けずに、直接座っている、イスの座面を汚し始めていた。


 そのまま、すぐにでもオナニーを初めてしまいたい。そんな衝動を抑えながら、胸をもんでいた左手の動を止めた恵は、マジックペンをペン立てに戻した後、数枚のティッシュを手にとって、潤い始めた股間と、汚してしまったイスの座面を拭き取り、腰を上げた。


 用意を調えて、一階に下りると、恵の母親は、洗濯をしている最中だった。まだ梅雨が明けない曇天の元では、洗濯物は、家の中に干さなければならないだろう。


 「お母さん、図書館に行って、夏休みの宿題してくるね・・・、図書館じゃないと、調べられない事があるから・・・」


 自分の言葉が、どこか、言い訳めいて聞こえる。ワンピースの中に何も着ていない事と、下腹部に、淫らな言葉が書き連ねられている事が、恵を不安にさせていた。


 「そう、お昼はどうするのかしら?」


 「お昼過ぎには帰ろうと思うけど、ちょっと遅くなるかもしれないから、もし、遅かったら、お母さんが先に食べちゃっていていいよ」


 頷く母親を、横目でわずかに見ると、顔が、恥じらいで赤く染まる前に、恵は玄関から出て行った。


 関東地方の、梅雨明け宣言はまだ出ていない。その日も、空は雲で覆われていて、いつ、雨が降り出すかわからないような表情をたたえている。


 (傘・・・どうしようかしら・・・)


 逃げるように、慌てて家を出たため、傘を持ってきていない事に気付いた恵だったが、もう一度、母親と顔を合わせる事に、躊躇する気持ちから、傘を持たないで、そのまま出かけることを決めた。


 ワンピース一枚しか着ていないというのに、少し歩くだけで、恵の額や、身体には、玉のような汗が浮かび上がっていく。高い湿気と、高めの気温が、汗をかかせている様に見えるが、恵の汗は、蒸し暑さばかりが原因ではない。


 (ワンピースの、裾が・・・、少しでもめくれれば・・・、私の、いやらしい落書きをした、いやらしい姿が見られちゃうんだ・・・)


 下着を着けていないばかりではなく、ワンピースをめくれば、そこには、自ら身体に書き込んだ、淫らな言葉が書き連ねられている。羞恥と、スリルと、興奮と、様々な思いが、恵の身体に熱を帯びさせて、汗を湧出していた。


 恵の家から見ると、駅を通り過ぎた方向に残されている古い町並み。その町並みの中の、住宅が連なる一角で、深夜に、オナニーと、放尿をしてからというもの、恵は、古い町の並を、探索して歩くのが好きなっていた。


 長く住んでいる町ではあっても、普段、足を向けなかった古い町並みの中には、恵が、見たこともなく、全く知らなかった場所が数多く存在していた。


 古い町並みの中には、多くの建物がひしめき合ってはいるものの、建物の間の、わずかな空間には緑があり、両側を塀で挟まれた路地があり、人通りの少ない裏路地があり、入り組んだ路地も、袋小路もある。そして、それらの町並みの中には、人一人、隠れる事が出来るか出来ない程度の、わずかな死角が、至る所に存在していた。


 町並みの中に、周囲からは見えにくい、わずかな死角を見つける度に、恵は、その死角となっている場所で、素っ裸になっている自分や、オナニーしている自分を想像しては、興奮を覚えていた。


 額に、汗を浮かべながら歩いていた恵は、駅の手前に位置する、図書館には足を向けず、駅前を通り過ぎると、古い町並みへ向かって行った。


 駅前を通り過ぎ、先日、オナニーをするために、深夜に足を踏み入れた、細い道への曲がり角も、通り過ごす。しばらく歩くと、今、歩いている道よりは細く、センターラインも無いが、車二台は、余裕ですれ違える道路に交差する。その道を右に折れて、また少し歩いて行くと、左手には、鬱蒼と木の生い茂った神社があり、そのすぐ横には、造り酒屋があった。


神社と、造り酒屋の間には、車一台ほどが通れる道があり、その、造り酒屋の高い塀と、神社の木々に挟まれた道を、突き当たりまで歩いて行くと、そこにも、車一台ほどが通れる道がある。


 神社の脇を通る道と、T字に交差するその道は、左手に行くと、神社の領域の手前で袋小路なっており、右手に行くと、L字型の敷地を持つ、造り酒屋の壁にそって、一番奥で左に折れていた。


 恵は、その道に突き当たると、右に折れた。道の右側には、造り酒屋の高い塀が置くまで続いている。左手には、敷地を、たくさんの緑で被われた、大きな住宅が数軒並んでいる。どの家も、造り酒屋ほどではないが、高い塀に囲まれていた。


数件、立ち並ぶ大きな住宅にとっては、この路地側は裏手に当たるようで、どの家も、路地に面して玄関は作られていない。家と、家の間には、人が一人通れる程の、道があるが、この路地裏を何度か訪れた恵も、その家と家の間から、人が出てきたことを見たことは無かった。


 夏休みに入ったとは言え、それは、学生だけの事だ。多くの人にとっては、平日の月曜日という日、町の中を歩いてきても、人出は疎らだった。当然の様に、恵が足を運んだ路地裏にも、人気は全くなかった。


 初めて、その路地裏を見つけた時から、何度も足を運んで、昼間でも、その路地を利用する人がほとんどいない事が、わかっていた恵だが、やはり、これからその場で行おうとしている行為の事を考えると、もう一度、安全性を、確かめる必要があるように思う。


 造り酒屋の塀に沿って、ゆっくりと、路地が左手に折れ曲がる、奥まで歩いて行き、帰りは、連なる大きな家の塀に沿って、ゆっくりと道を戻ってきた。


 高速道路の、下を抜けるトンネルで露出している方が、よっぽど安全なのはわかっている。しかし、わずかでも、人のけはいを感じられる場所の方が、露出の興奮が高まるのだ。


高速道路の、下のトンネルでは、人が全く来ない日も、珍しくはないだろう。しかし、この路地は、普段、人気が無いとはいえ、必ず、一日の内に、何人かが通るはずだ。


 誰にも見えないように、気をつけてはいるが、人々が、生活に使う道路の上で、淫らな姿を晒そうとしている自分に、恵の興奮が高まっていった。


 神社の裏手まで戻った恵は、振り返り、大きく息を飲み込むと、今度は、路地の真ん中を通りながら、再度、路地の奥へと歩き出した。


 (誰もいないわ・・・、一瞬、一瞬、一瞬だけなら・・・、大丈夫だから・・・)


 路地の奥と、歩いてきた路地を、何度も振り返り、路地の上に、誰もいない事を確認すると、恵は、ワンピースの裾を持って、一瞬だけ、下半身全てが露わになる程度に、ワンピースの裾を持ち上げ、白昼の路上に、淫らな落書きを書いた下腹部を晒し、また、すぐに裾を下ろした。


 全身が震えていた。一瞬とは言え、とても、人には見せられない淫らな姿を、白昼の路上で晒したという事が、恵のいやらしい興奮に火をつけ、エスカレートさせていく。


 (だめ、え、一瞬じゃだめなの・・・・、十だけ、十数えるだけ、露出しなくちゃ、帰っちゃいけないの・・・)


 一度火の点いた、淫らな興奮は、更に淫らな興奮を引き出させるかのように、自分自身に淫らな行為を要求する。


 (大丈夫・・・、十、十だけなら、大丈夫・・・、お願い・・・、誰も・・・、誰も来ないで・・・)


 頭をせわしく動かしながら、周りを気にしつつも、再度、ワンピースの裾を両手で持った恵は、今度は、ゆっくりと、ワンピースの裾を持ち上げていった。


 「変態、変態露出狂の・・・、木元恵です・・・、私の、私の、いやらしい姿、見て下さい・・・、見てぇ」


 恵の股間から、あふれ出た淫らな液体が、雫となって、数滴、路上へ落ちていく。


 (いち、にぃ、さん、よん、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう・・・)


 両手に持っていたワンピースの裾を離す。膝が、折れてしまいそうなほど、小刻みな震えを繰り返している。そのまま、その場で、素っ裸になって、オナニーを初めてしまいたいという、強い欲求がこみ上げてくるが、白昼の路上で、そこまでしてはいけないという、自制心もどこかに残っている。


 自分を抑えなければならない。やり場のない気持ちを抑える術を知らず、恵は、両手でギュッと自分の胸をつかんだ。


 淫らな落書きがしてある、いやらしい下半身を、白昼の路上で晒すという目的は達した物の、そのまま家に戻ってしまえば、欲求不満が、残ってしまう事がわかっていた。


 恵が、この路地裏に来てから三十分程も経っただろうか。その間、誰一人として、その路地を通る人はいなかった。


 (オナニーしたいよぉ・・・、ここで、オナニーしたいよぉ・・・、道で裸になりたいよぉ・・・)


 恵は、ふらふらとした足取りで、家の建ち並んでいる方にある電信柱の脇へ向かった。二軒の家の間にある、細い道の出口付近に立てられている、電信柱の陰に経つと、ちょっとした死角に入ったせいか、わずかに安堵した気持ちになる。恵の心に少しの落ち着きが戻った。


 わずかな死角とはいえ、電信柱の横にいても、路上から恵の姿が、完全に見えなくなるわけではない。それでも、半身でも、身体を隠すことが出来れば、その空間は、恵にとっては、個室の様な感じに思えてしまう。


 (もう一度・・・、もう一度だけ・・・、後一度だけ、露出したら・・・帰ろう・・・)


 もう一度だけ、白昼の路上で淫らな下半身を露出して、その余韻を残して、家に戻れば、興奮して、気持ちの良いオナニーが出来るはずだと思った恵は、電信柱の陰に立ったまま、路地の左右を、何度か繰り返し見て、誰もいないことを確認すると、ワンピースの裾に両手をかけて、勢いよくめくり上げた。


 下半身の露出だけでは、どこか物足りなさを覚えていた恵は、一気に、ワンピースを胸の上までめくり上げて、小振りな、発育途上の胸までをも、白昼の路上に晒した。わずかに、首と、袖をワンピースに通しているものの、白昼の路上で、ほぼ、素っ裸になった恵の、興奮がピークに達しようとしていた。


 ワンピースの裾を下ろして、淫らな裸身を晒すことは止めたものの、震える膝からは力が抜けてしまい、とても立っている事が出来なかった。恵は、たまらずに、電信柱の脇にしゃがみ込んだ。


 無意識の内に、恵の右手は、ワンピースの裾に潜り込み、まるで、お漏らしをしてしまったかの様に、濡れていたおまんこに指を這わせていた。


 (だめ・・・、だめよ、ここ、道なのに・・・、誰か、誰か来ちゃうよ、昼間なんだよ、道なんだよぉ、こんな道の上でオナニーするなんて、変態だよ、変態なの・・・)


 一度、堰を切ってしまった欲望は、奔流となって、恵の理性を押し流していった。この興奮こそ、恵の求めている物なのだ。


 クチャクチャと、淫らな響きを立てるおまんこを弄る、指の動きが激しくなる。


 「あはぁ、いく、いっちゃう、私・・・、道で、道でいっちゃうよ、道で、道でいくの、道でいく・・・」


 身体の内側からわき起こる快楽に、恵の頭の中は、一瞬真っ白になった。気がついた時、恵は、しゃがんだまま家の塀にもたれかかり、ワンピースを着たまま、お漏らしを始めていた。


 漏らしたおしっこは、お尻の辺りの、ワンピースの中で広がり、音を立てて、裾から落ちていく。まだ、少し遠のいたままの意識の中で、ぼんやりと、恵は、目の前の路上に広がっていく、自分のおしっこを見つめていた。


 (おしっこ、おしっこ、漏らしちゃったよぉ・・・、こんな所で・・・、漏らしちゃったよぉ・・・)


 おしっこを漏らして濡れた服で、どうやって家に帰ろうかという不安はあったが、今の恵は、そんな心配よりも、白昼の路上でオナニーをして絶頂に達してしまい、お漏らしまでしてしまった事で、深い満足感に満たされていた。


 おしっこが、全て出てしまった後、恵は、呆けたように、しゃがんだまま、目の前に広がったおしっこの跡を見ていた。その時、家と、家との間にある細い道の奥から、足音が、路地の方へ向かってきているのが、はっきり聞こえてきた。


 (やだ・・・、見られちゃう、逃げなくちゃ・・・)


 恵は慌てて、その場から立ち去ろうとしたが、その時はもう遅く、恵を、わずかに隠している電信柱の反対側には、人影が見えていた。


 どうすることも出来なかった。ただ、その場でしゃがみ込んだまま、うつむいているしか術は無かった。


 (お願い・・・、何もしないで・・・、何も言わないで・・・、通り過ぎて・・・)


 うつむいたままの恵の視界に、紺色のスカートと、白いハイソックスをはいた運動靴が入ってくる。視界の足は、一瞬だけ、恵の前で止まったが、すぐに、そのまま、恵の前を通り過ぎ、路地の奥方向へ向かっていった。


 (おしっこの跡・・・、見られちゃったよね・・・、お漏らししたの・・・、わかっちゃったよね・・・)


 露出をしているとき以上に、全身に震えが襲った。しかし、その震えの中には、恥ずかしい興奮も入り交じっていた。


 おそるおそる、目の前を通り過ぎていった、靴音の方へ顔を上げると、恵とは、違う高校の制服に身を包んだ、背の高い少女が歩き去るのが見えた。


 恵は、電信柱の陰から出ると、お漏らしで、お尻の辺りから下がびっしょり濡れたワンピースのまま、後ろも振り返らずに、神社の方向へ走った。ワンピースの裾からは、おしっこの雫が垂れていた。


その時、ますます暗くなっていた空から、大粒の雨が落ち始めた。


 (雨で濡れてしまえば・・・、おしっこの跡、お漏らしの跡、わからなくなる・・・わ)


 路地を左に折れて、神社の横を通る道に入ると、恵は、走ることを止め、まるで、シャワーを浴びるかの様に、両手を少し広げながら、ゆっくりと歩き出した。


 雨空を見上げる、恵の顔は、満足感を含んだ笑みをたたえていた。


 服を濡らしていく雨が、心地よく感じられた。


 会社の夏休みに、家に戻ってきていた父親が、また、単身赴任先へ赴くと、夏休みは、残りがわずかになっていた。


 相変わらずの様に、オナニーは繰り返していたものの、白昼に、オナニーとお漏らしをした、路地裏からは足が遠のいていた。オナニーや露出を見られてしまったわけではないが、お漏らしをして、しゃがみ込んでいる姿を少女に見られた事が、心のどこかに引っかかっていたからだ。


 頻繁に、あの路地裏に足を運んでしまえば、万が一、また、変な姿を見られれば、きっと注意を引いてしまう。噂にもなるかもしれない。恵は、あの路地裏で、また変態的な行為に耽ってみたいという気持ちが強い程、ほとぼりが冷めるまで、その路地裏に、足を向けることは止めようと思っていた。


 路地裏での、白昼の露出オナニーからほぼ一月が経った、日曜日の晩、いつもならベッドに横たわる時間になると、恵は机に向かうと、いつもの様に、オナニー日記をつけた後、オナニー計画ノートを取り出した。


 「これから、家を抜け出して、道の上で、オナニーをする。先月、昼間にしたときより、いやらしく、変態になってオナニーする」


 ノートに書き込む指が震えた。昼間に路上でオナニーをする事以上に、変態的な事をしなければならないという気持ちが恵を興奮させていく。


 二冊のノートを引き出しへとしまって、鍵をかけた恵は、イスから立ち上がると、外に出て行くために着替えを始めた。いつもなら、下着を着けず、外で脱ぎやすい様に、ワンピース一枚で、出かけて行くのだが、その日は、しっかりと白いブラジャーとパンティを身につけ、高校の制服を着込んでいった。半袖のブラウスの白さが、少し気になるが、紺色のスカートと、ベストは、夜の闇にとけ込んで、恵の姿を闇の中に覆い隠してくれるだろう。靴下も、紺色の物を選んで穿いた。


 制服に身を包んだ恵は、更に、夜が更けるのを待った。待っている間にも、これから行おうとしている事を想像すると身体が火照る。オナニーしたい気持ちを我慢した。


 時計が零時半を回った時、恵は、部屋の明かりを落とすと、足音を立てないようにしながら、部屋の扉へと向かい、わずかな音も立てないように、注意しながら、扉を開けた。自分の吐息にも、制服の衣擦れの音にも、ビクビクしながら、音を立てないように部屋の扉を閉めると、ゆっくりと階段を下りていった。


 一段、一段、足音が立たないように、階段が軋まないように気をつけながら、階下へと降りていく。その、緊張感と、スリルが、たまらなく切なく感じる様になっている恵だった。この、不安と、緊張と、スリルの先にこそ、あの淫靡な、甘美な快楽が訪れることを、今は、しっかりと自覚している。


 両親の寝室は階段のすぐ下に位置していた。やっとの事で、階下に降りた恵は、両親の部屋と廊下を区切るふすまの隙間から、明かりが漏れていないことを確認した。


 (お母さん・・・、もう、寝てるよね・・・)


 いつもの事から、そう思っても、わずかに不安が残る。恵は、廊下を四つ這いになり、少しだけ、両親の寝室へ近づき、息を凝らして、耳を澄ました。


 ふすまの奥からは、わずかに寝息が聞こえてくる。母親が寝ていることにはホッとしたが、廊下にいれば、もし、母親が目を覚ませたり、トイレに行くために、起きて来たら、見つかってしまう。深夜に、学校の制服を着て、廊下で息を潜めている恵を見たら、不振に思うだろう。


一刻も早く、家の外に出なければならない。恵は、四つ這いのまま、音を立てないように気をつけて、玄関へと向かった。


 真っ暗な玄関でも、位置がわかるように、あらかじめ準備しておいた靴を、手探りで探して穿くと、玄関の内鍵を、音が立たないように、ゆっくりと回す。それでも、鍵が開ききる時には、わずかな音が、静かな玄関に響いた。鍵は二つあるため、恵は、二回もその鍵が開く音に緊張を強いられた。


 鍵を開けても、まだ、玄関の扉が残っている。玄関の扉も、極力音を立てないように、ゆっくり、ゆっくりと開けていった。やっと、恵が通り抜けられる程だけ、扉を開けて外に出ると、扉を閉める時にも音が立たないように緊張を強いられた。


 足音を忍ばせたまま、玄関の門柱の裏へと行き、門柱の陰から家の前の道を見渡すと、誰もいる様子はなかった。それでも、おそるおそる門柱の陰から、路上へと出た恵は、足音を立てないようにしながら、急いで、家の前の道を通り抜け、駅の方向へ向かう通りへと向かった。駅へと向かう通りに出て、やっと、気持ちを落ち着かせる事が出来た。気持ちが落ち着くのと同時に、あの得たいの知れない開放感が恵を包み込む。


 あの路地裏へ行って、オナニーをして、帰ってくるまでには、一時間半程度かかると考えていた。自分の部屋から、ここまで出て来るのに、既に三十分は費やしているだろう。


経験的に、深夜一時から、二時くらいの間が、野外での露出に適していることを知っていた恵は、大きな路上に出た安心感から、靴音を気にせず、足を速めて駅の方向へ向かった。


 深夜になっても二十五度を下回る事のない、蒸し暑い夏の空気が重く感じる。造り酒屋と、神社の間にある路地へたどり着くまでには、数台の車とすれ違っていたが、直接、人と出会う事は無かった。車のドライバーが、深夜の道を歩く制服姿の少女を、どのように見ているか気になった恵だが、直接、人と出会うよりは、不安は遙かに少ない。


 たどり着いた、神社の脇の通る路地へ折れ曲がると、奥の路地へ行くまでの途中には、酒屋の塀側に、暗い街灯が一本しか無かった。左手にある神社の、暗い木々の陰が不気味な雰囲気を漂わせていたが、その日の恵は、道の暗さに安堵のため息をついていた。


 (今なら・・・、この道でも、露出できそうね・・・)


 そんな事を思いながらも、恵は、奥の路地へと急いだ。急ぎ足で、奥の路地まで行き着いたときには、ベストまで着込んできた恵は、汗をびっしょりとかいていた。


今、歩いてきた道の終わりに達ながら、恵は、ゆっくりと路地の両側を見渡す。右手の奥の、造り酒屋の壁に沿って左に折れ曲がる場所に、やはり暗めの街灯が一つ灯っているだけで、その路地に、他の街灯は無く、夜の闇が路上を包んでいた。


(こんなに暗いなんて・・・、まるで、露出するために、あるみたい・・・)


わき起こる淫らな気持ちに、鼓動を早めながら、路地を下見するために、路地の奥へと歩いていく。


 次第に、目が慣れてきて、闇に覆われているが、紛れも無い路上であることを実感する。一度だけ、路地が左に折れ曲がる街灯の下まで歩いて行き、路地の様子を確かめた恵は、電灯の無い神社の方向へ向かって戻っていった。暗い、路地の先では、周りの風景が闇にとけ込んでいた。


 路地の中間程まで歩いてくると、右手に、闇の中に浮かび上がるように見える電信柱。そこは、先月、恵が、白昼から、淫らな落書きの書かれた淫らな下半身を晒し、オナニーをして、お漏らしまでしてしまった場所だった。


恵は、電信柱の前に立つと、改めて、その場所を客観的に見直してみる。電信柱の陰になっているとはいえ、もし、あの時に、路地に誰かがいたら、恵の、淫らな姿は丸見えだったろう。


 (ここで・・・、昼間から・・・、いやらしい裸を晒して、オナニーまでして・・・お漏らし、したんだ・・・わ)


 更に、鼓動が早くなり始め、行きが乱れてくる。


 (変態だわ・・・、私って、本当に、変態の女の子だ・・・)


 自分が変態であることは、自覚しているつもりだった。しかし、自分の行った変態行為を、客観的に見るほど、恵は、自分は、狂っているのではないかと思うほど、変態性が際だっているように思えてきた。


そして、自分は、まれに見るほどの変態少女だという、惨めな、自虐の感情が、恵の性的興奮を呼び覚ます呼び水となる。


 ふらふらとした足取りで、路地の真ん中へ出て行った恵は、一度だけ周りを見渡した後、路地への入り口に当たる神社の方向へ向かうと、ゆっくりと腰を下ろしていき、アスファルトの路上に正座をした。


 固いアスファルトの上に、正座したことで、何か、自分の心を支配する何かに対して、服従するような気持ちになっていく。


恵が服従しているのは、自分の中に存在する、もう一人の、自分なのだと気がついた。そして、そのもう一人の自分こそが自分の本質であり、普段の恵は、その淫らで淫猥な本当の自分を隠すためだけの存在なのだ。


本当の恵が、路地での変態的なオナニーを求めていた。


 恵は、自分を見つめている本当の自分に対して、口上を述べ始めていった。


 「○○高校、二年三組、き、木元恵・・・17歳です。風紀委員をしています。きっと、学校のみんなは、私がいやらしい事が大好きな、変態の女の子だって、誰も知らないと思います。


でも、私、私は、お外で、素っ裸になって、いやらしい姿を晒して、オナニーするのが大好きな、変態で、露出狂で、オナニー狂いの女の子なんです。今日も、この道で、道の上でいやらしいオナニーがしたくて、ここまで来たんです・・・・


これから、こんな、道の真ん中で・・・、素っ裸になって・・・変態オナニーします・・・。恵の、いやらしい、オナニー姿を・・・見てください・・・、道でオナニーして、興奮する、変態の姿を見てください・・・」


 小さな、小さな声だが、しっかりと口上を述べると、音にした言葉が、とたんに恵の自制心を押し流していく。


恵は、正座のまま、手を脇に持って行くと、ベストのジッパーを下ろした。ジッパーの音が闇に響いたが、既に、恵には気にならなくなっていた。恵は、ベストから腕を抜いて、ゆっくりと脱いだ。


 ベスト脱ぐと、白い、半袖のブラウスの、ボタンを、ゆっくりと上から外していく。ブラウスの間には、清楚な、白いブラジャーが見え隠れしていた。ブラウスからも袖を抜いて、脱いでしまうと、恵は、脱いだベストも、ブラウスも、路上で、丁寧にたたんで、自分の傍らに置いた。


 もはや、上半身に残っているのは、白いブラジャーのみとなっている。既に、路地裏は、恵の露出のために存在する、閉じられた空間の様に思えている。


躊躇無く、両手を後ろ手にして、ブラジャーのホックを外すと、ゆっくりと、ブラジャーを腕から抜いて、路上にたたんであるブラウスの上に置いた。


下着を着けずに出かけて行って、手早く露出のも興奮するが、こうして、まるで家の中にいるように、路上で、一枚、一枚と脱いでいく興奮も素晴らしかった。


(私は、変態、露出オナニーするために・・・、服を脱いでいるんだわ・・・)


路上の真ん中で正座をするというアンバランスな行為、そして、既に、小振りな乳房が露わとなった上半身。


日常空間での非日常行為はが、恵の息を小刻みに震わせた。


 大きくなっている胸の鼓動で、揺れていた、小振りだが、形の良い胸を、両手で持ち上げる。


 「はあっ、これが・・・、恵の、おっぱいです・・・、小さいけど、感じるんです・・・、ふうっ、オナニーしながら、いつも・・・、触っています、見てください・・・」


 呟く言葉も、息の乱れが感じられていく。


 上半身に着けている物を全て脱ぎ捨てた恵は、正座を崩して立ち上がり、制服の、スカートのホックを外してジッパーを下ろした。そのまま、部屋にいる時の様に、スカートも脱いでしまった。


深夜の路上に、白いパンティ一枚の姿で立っている恵は、下半身に、最後に一枚残っていた白い、学生らしいパンティに手をかけた。


 さすがに、パンティを脱ぐとなると、周りが少し気になった。一瞬だけ、チラッと、周りを見渡す。しかし、パンティが一枚残っているとはいえ、もし、誰かが来れば、何も、言いわけの出来ないような姿に、自らなっているのだ。


 吐息を乱しながら、ゆっくりとパンティを下ろし、パンティを両足から外した恵は、靴すらもその場に脱いで、アスファルトの上に、直接、腰を下ろしていった。


 直に、路上へ体育座りをすると、アスファルトの表面の、ざらざらとした固い感触がお尻を刺激した。路上に、何も着けないお尻のまま体育座りをして、恵は、両足に残る紺の靴下も脱いでしまう。


文字通り、一糸まとわぬ姿となった恵は、生まれたままの姿で、再度、路上へ正座しなおすと、脱いでいったスカート、パンティ、靴下を、路上で丁寧に折りたたんで、既にたたんであった、衣類の上に重ねて置いた。


 素っ裸になった、恵の肌に、蒸し暑く、湿って重たい、夏の夜気がまとわりつく。湿った夜気が素肌に直に触れると、恵に、野外で素っ裸になっている自覚を高めていった。


 (私・・・、お外で、こんな道の上で・・・、本当に、本当に何も着ないで・・・、素っ裸になってるのね・・・)


 深夜とはいえ、普段は人が往来する路上で、まるで、自分の部屋の中でしているように、全ての服を脱ぎ捨て、素っ裸になった恵は、暗い闇の中で、陶酔の表情を浮かべていた。


 夜気ですら、野外で素っ裸になっている興奮を高めてくる。もし、この、アスファルトの上に素っ裸の身を横たえたら、ざらざらとしたアスファルトの固い感触は、更に、路上で素っ裸になっている自覚を高めてくれるかも知れない。


恵は、正座の足をゆっくりと崩すと、上半身から路上へと身体を沈めていき、ベッドの上にいるように、身体を真っ直ぐ横たえてみた。蒸し暑い夜だが、アスファルトの感触は、固くて、ひんやりとしていた。アスファルトの細かい突起で多少の痛さも感じるが、今は、その痛みさえ気持ちよかった。


普段は、服を着ていたとしても、路上に寝転がる事なんてないだろう。何も、路上で寝ころぶことが、いけないことと、されているわけではないが、常識からはずれた行為は、背徳の興奮を高めていく。


 (このまま・・・、道に寝ながら・・・、ベッドの上でしているように・・・、オナニーしちゃおうかしら・・・)


 いつもしている野外オナニーも、寝ころびながらしたことはない。新たな興奮の元を思いつく時ほど、恵の身体には、いやらしい快感に身を震わせるのだ。


 恵は、路上に、仰向けに寝ころんだまま、少しずつ両足を開いていくと、左手で胸をもみ、右手では、クリトリスを刺激していった。


 「ああ・・・、私、私・・・、オナニーしているの・・・、こんな所で、道の真ん中で・・・、素っ裸で、寝ころがって、おまんこいじってるんです・・・、こんな、道の上で、素っ裸で、オナニーして・・・、変態だよ、変態だよ、私、変態だよ・・・」


 淫らな言葉を口にする程に、周りが見えなくなってしまうほどの、の興奮がわき起こってくる。背中だけに味わっていた、アスファルトの感触を、全身で味わいたくなった恵は、仰向けから、うつぶせになった。


固くて、小さななアスファルトの突起が、胸を圧迫し、乳首に痛い程の、刺激を与える事も、快感に思えていく。


 「オナニー気持いいのぉ、変態なのぉ・・・、変態オナニーしてるんです、普通の、女の子は・・・、こんな所で、道で・・・、素っ裸になって、オナニーなんてしないのに・・・、私は・・・、恵は、変態の、変態の女の子だから、オナニー好きで、道でして、気持ちよくて・・・、道でするのが好きで・・・」


 次々に口をついて出る淫らな言葉に酔いしれながら、少し腰を浮かせた恵は、お尻を空に突き出す様にして、そのまま膝をついた後、両腕で上半身を起こして、四つ這いの姿となった。


路上で、素っ裸で、まるで犬のような姿勢を取ることで、惨めな、恥辱的な、感情が恵の心に広がっていく。そして、その感情は、恵の淫らな感情を増大させていった。


 「こんな・・・、道で、素っ裸なんて、こんな犬みたいな・・・私、犬です・・・、いやらしいメス犬です、はあっ、はあっ、はあっ、犬です、オナニー犬です、露出犬です、はあっ、はあっ、はあっ、変態、露出メス犬です・・・」


 興奮と快感で支配された、恵の感情は、誰かに見つかってしまう危険性を忘れた。いや、むしろ、素っ裸で、路上に四つ這いになって、喘いでいる、自分の淫らな姿を見られたいとさえ思っていた。


 遙か遠くに犬の遠吠えが聞こえた。その犬の声が、恵に、自分の状況を思い出させる。


一瞬、我に返った恵の理性が、自分のしている事の異常性を認識させる。そして、異常性の認識と同時に、性的興奮の限界が、津波の様に恵の身体に押し寄せた。


 「はあっ、恵、いっちゃう、○○高校二年三組、木元恵、外でオナニーしていっちゃう、変態だよ・・・、はあっ、はあっ、こんなの変態なの・・・、でも、私、オナニーしにきたんです、外でオナニーして興奮したくて・・・、素っ裸になりたくて、変態な事したくて、見られたい、見られたい・・・、裸見られたいよぉ、オナニー見られたいよぉ、はあっ、はあつ、あ、あ、あ、あ、いく、いく、いくの、外でいくの、いっちゃうのぉ、変態女子高生、木元恵、二年三組、木元恵・・・、おまんこ、おまんこ、いく、いく、いくぅ!」


 いつの間にか声が高くなっているのに気付かずに、恵に真っ白な快感が訪れた、


四つ這いが崩れて、上半身をアスファルトの上に突っ伏し、いやらしく、腰だけを持ち上げた恵の股間からは、ほとばしるようにおしっこが流れ出した。深夜の路上に、ビシャビシャという音を立てながら、おしっこが落ちていく。


 遠のく意識の中で、おしっこの音を聞きながら、恵は、無意識の内に、路上にキスをしていた。


 異常な行為によってもたらされた、変態的な快楽を味わってしまうと、急に、恵の理性が戻ってくる。いつまでも、裸のまま路上へ寝ころんでいるわけにはいかないのだ。


 興奮の中で脱いでいる時の様には落ち着けない気持ちで、手早く、路上にたたまれていた衣類を身につけた。足がおしっこで汚れていたが、そんなことを気にする余裕は、既に失われていた。


 変態行為を行った路地裏から、神社の脇の道に戻るとき、もう一度、恵は路地裏を見渡す。深夜の路地裏は、何事も無かったように、静まりかえっていた。


 暗い夜道を、家に戻りながら、恵は、先ほどまでしていた変態行為を振り返る。


 (私、興奮すると、いやらしい事が・・・、止められなくなっちゃう・・・、あのとき、素っ裸で、道の上で、オナニーしている時に、誰か来たら、絶対逃げられなかったわ・・・)


 冷静になれば、自分のした行為が、どれほど危険な行為であるのか、理解出来る。しかし、そのスリルと、危険性が、途方もない、快楽を生み出せるのもわかっていた。


 (このままじゃ・・・、私、いつか見つかる・・・、ううん・・・、見せちゃう・・・)


 恵は、出口のない、異常性欲という迷路に、足を踏み込んでしまったのかも知れないと、感じていた。


 「委員長!、杉田君がエッチな本、学校に持ってきてるよ~!」


お弁当の時間が終わって、昼休みに入った時、クラスの女子、数人が、窓際で読書をしていた恵の所へとやってきた。


女子生徒達は、恵の机を囲むようにして、教室の後ろへたむろしている男子生徒を睨んでいた。


 エッチな本という言葉に、一瞬、心の奥をくすぐられるように、ドキッとした恵だが、平静なふりを装うと、杉田を中心に、教室の後ろの隅に寄り集まっていた、男子生徒の方へ向かった。


 教室の、後ろの隅でたむろしていた、五人の男子高校生は、雑誌を持っている杉田という男子生徒を囲むようにしながら、皆でその雑誌をのぞき込んでいた。


 「杉田君、エッチな本を持ってきたって本当?」


 恵は、落ち着いた声で、男子生徒に話しかけた。


 三年生が、全てのクラブや、委員長から引退した二学期、風紀委員を続けていた恵は、学年の風紀委員長から、学校全体の風紀委員長になっていた。


 風紀委員長というと、固く見られがちで、融通が利かない、頑ななイメージを思い起こさせるが、恵は、何事も、柔らかい物腰で対処し、取り締まられた生徒も嫌な感じを受けることが少ない。いつの間にか、教師の注意には反発しても、恵を介して注意すれば、言うことを聞く生徒が増えていた。教師も、そんな恵に、一目を置いていた。


 「えー、そんなに、エッチってわけじゃないよ・・・」


 少し、口を尖らせて、生徒達の中心にいた、杉田という男子高校生が答える。


 「でも、勉強に関係の無い物を持ってきてはいけないのが決まりよね?ちょっと、その雑誌を貸してくれる?」


 渋々とではあるが、杉田は、恵に雑誌を差し出した。判型の少し大きめな、雑誌の表紙には、露出度の高い際どい水着を着た女性が、胸を誇張する様なポーズをしていた。


 わずかに高まる動悸に、気付かれないように気をつけながら、恵は、パラパラと、雑誌のページをめくった。雑誌の中には、表紙と同様に、際どい水着を着て、読者を挑発するような姿勢を取った、モデルの写真が続いていた。


 (こんなの、そんなにエッチじゃないよね・・・、私のしている事に比べたら・・・)


 わずかに落胆の気持ちを感じながら、


 「そうね・・・、そんなにエッチじゃないわよね・・・。でも、規則だから今日一日は没収します。でも、返却申請書を書いてもらえば、明日にはちゃんと返すわ。没収物の欄には、学業に関係無い雑誌と書いておいてくれればいいわ」


 「よかった・・・、その本、結構高かったんだよ。うちのクラスの風紀委員が、木元さんで良かったよ・・・」


 安堵した表情で言う杉本と共に、周りを囲んでいた男子生徒も一様に頷いていた。


 「でも、もう、学校に持って来ちゃだめよ」


 「うん、わかった・・・」


 素直に謝る杉田を後にして、恵は自分の席へ戻っていった。席の周りには、最初に、恵へ、杉田の事を報告してきた女子生徒と共に、数人の女子生徒が成り行きを見守っていた。


 「木元さん、いいの?なんか、甘いんじゃないかしら?」


 最初に報告してきた女子生徒が、わずかに不服そうな表情で、席に戻ってきた恵に言う。


 「ううん、杉田君の言うとおり、そんなにエッチな本じゃないわよ。高校生の男の子なら、これくらい見ていると思う」


 落ち着いて言う恵に、数人の女生徒も頷いていた。


 「木元さんて、エッチな事とか、あんまり興味なさそうなのに、なんか、本当は、いろんな事知っている感じするわ」


 別の女生徒の言葉に、一瞬、恵の心は、ドキッとさせられた。


 「そんな事ないよ・・・、本とか、いろいろ読んでるいるだけで、実際のことは、あまり知らないから・・・」


 少し赤くなりながら、女生徒の言葉を打ち消しながら、なぜか後ろめたい気持ちになってしまう、恵だった。


 (杉田君が、罰せられる程風紀を乱していると言うのなら・・・、学校のトイレで、素っ裸になって、変態的なオナニーしている私は、もっと風紀を乱している生徒だわ・・・)


 女生徒達が、恵の席から遠ざかると、恵は、昼休みの教室に残っている生徒を見渡し、みんなと、自分の間には、世界を隔てる程の障壁があるような感じがして、恵は、小さなため息をついた。


 放課後になると、恵は、今日、一時的に没収した、杉田の雑誌をロッカーへ保管するために、生徒指導室に行った。学年全体の風紀委員長を務める恵には、生徒指導室の鍵も渡されている。


 誰もいない生徒指導室に入ると、没収物を納めるロッカーを開けて、自分のバッグから、没収した雑誌を取り出した。


 ロッカーに収める前に、もう一度、教室で確認した時より、ゆっくりと、その雑誌の内容を見てみる。色とりどりの小さな水着を着て、淫猥なイメージを思い起こさせるポーズを取る女性モデルの写真が続いていた。


 高校生にとっては、エッチな雑誌に思えるかもしれないが、自分のしている行為と比較すれば、雑誌のモデルが導かれるイメージは、むしろ、健康的ではないかと思えてしまう。


 わずかに恵が期待を寄せていた様な写真は、どこにも無く、雑誌には、最後まで同じ様な写真が続いていた。途中からは、パラパラと流すようにページを繰るだけにした恵の目に、裏表紙の裏側に載せられていた、白黒の写真が目に入った。


 一瞬ではあったが、その写真は、女性が衣服の前をはだけている様な格好に見えた。


 わずかな高揚感を覚えて、恵は、雑誌の裏表紙をめくった。


 「変態告白クラブ 12月増刊号 野外露出特集号 119日発売!


 数段の、行と列でコマ割された広告の中に、その見出しはあった。見出しと共に、どこかの路上と思われる場所に座り、コートの胸を開いて、下着を着けていない胸を晒している、白黒の小さな写真が載せられていた。おそらく、雑誌の表紙なのだろう。


 既視感が恵を襲った。


 (こんな事、前にあったよね・・・、そう・・・、ロリステップを知った時・・・)


 「ロリステップ」を知った時と同様に、その、広告に載っている雑誌が、強烈な刺激を、恵に与えてくれるような気がしてくる。


 急いで、制服の胸ポケットから、生徒手帳を取りだした恵は、予定表のページを開き、119日の欄に、星印を書き込んでいた。恵の鼓動が高まっていた。


 あの日の夜、早速、オナニー計画ノートに「変態告白クラブを買って、読みながらオナニーする」と書いたものの、十一月に入ると、恵は心の葛藤で苦しんでいた。


「ロリステップ」の様な、十八歳以下でも購入できる雑誌とは違い、「変態告白クラブ」は完全に成年向けの雑誌だったからだ。買いに行くべきか、止めた方が良いのかという、人知れぬ葛藤に苦しみながらも、きっと、自分が「変態告白クラブ」を購入しに行ってしまう事を、恵は、心のどこかでわかっていた。


 119日、恵は、予てから計画した通りに、学校へ着くと、朝から体調が悪い様なふりを続け、三時間目が終わると、気分が悪いと嘘をついて、学校を早退した。


担任の教師は、恵のことを心配して、家に連絡をして、母親に学校まで迎えに来てもらうように薦めたが、恵は、自宅のある駅まで迎えに来てもらえれば大丈夫ですと言い、自分で連絡しますからと教師に伝えると、昼前に学校を後にした。


 駅に向かう恵の足取りは、興奮と、不安とが入り交じりながらも、軽快だった。恵は、駅に着くと、すぐに、トイレへ駆け込んで、スポーツバッグの中に隠し持ってきた、私服に着替え始める。トイレの中で脱いでいる事に少し興奮を覚えながらも、その時は何もせずに、服を着替えていった。


平日の昼間から、制服姿で町の中を歩いていれば、学校をさぼっていると、不振に思う人もいるかもしれない。まして、学校の制服で、成年向けの雑誌を買いに行くわけにはいかなかった。


ちょっとしたお嬢様を思わせる、少し大人びたデザインの、水色のワンピースを着れば、大学生くらいには見えるかもしれない。そう思いながら、選んだ私服だった。


 恵は、以前「ロリステップ」を購入した、家から離れた、小さな書店へ行くことは決めていたが、制服で買いに行くことも、学生と知られてしまうことも、避けるために、学校を早退して、私服に着替えて、学生が出歩かない時間に、雑誌を買いに行く計画を立てていた。


 水色のワンピースに着替えて、乗り込んだ電車の乗客は疎らだった。平日の午前中だからだろう。数人の乗客を見渡すと、制服に身を包んだ学生は、どこにも見られなかった。私服を用意して来て良かったと思いながら、いつも登校で利用している、自分の家に最寄りの駅を乗り過ごした恵は、別の路線へ乗り換える駅へと向かった。


 電車を乗り換えて、目的の書店へと向かうと、恵の鼓動が、段々と早くなっていった。


目的の書店がある駅に着き、駅から数分歩くと、小さな書店が見えてくる。月曜日が定休日で無いことは、既に調べてあった。


恵の身体が、わずかに震え始め、吐息が乱れはじめた。しかし、そこまで来てしまえば、引き返す気持ちも無くなっていた。


 (大丈夫・・・)


心の中で、自分に言い聞かせながら、恵は、その日も、開け放しになっていた引き戸から、書店の中へと入っていった。


 レジには、以前、「ロリステップ」を購入したときにいたと思われる、若い店員が座っていた。以前、「ロリステップ」を買いに来た恵は、成年向けの雑誌が並べられている書棚が、レジから向かって、左側の奥にある事を知っていた。


 (おどおどしていちゃだめ・・・、普通に、大人の女の人みたいに・・・、堂々と・・・買えば・・・怪しまれないんだから・・・)


 大人びた態度を取って、未成年であることがわかる様な事をしなければ、成年向けの雑誌を買ったとしても怪しまれないだろうと思うのだが、例え、大人の女性といえども、一人で、成年向けの雑誌を購入すれば、店員の、好奇の目の、対象となる事も、何となくわかっている。それでも、どうしても見てみたい、「変態告白クラブ」を購入するには、多少のリスクを負わなくてはならないのも事実だった。


 レジの女性を横目で気遣いながら、誰もいない店内をゆっくりと歩き、成年向け雑誌が並んでいる書棚へと足を向ける。


(堂々と、堂々とするのよ・・・)


震えそうな身体を押さえつつ、成年雑誌が並んだ書棚の前に立った恵は、書棚を、ざっと、見渡した。目的の雑誌は、棚の中段に、月刊誌である「変態告白クラブ」の12月号と一緒に、一冊だけが置かれていた。


心を落ち着かせるようにしてここまで来たものの、いざ、本物の雑誌を目の前にすると、恵の心は揺れていた。背表紙に書かれている「野外露出特集号」と書かれたオレンジの文字が、とても淫らに感じられる。


 勇気を振り絞って、恵は、本を手に取ろうとした。本を手に取ろうとしながら、横目で、レジの女性を伺うと、レジの女性が、恵を見つめていた。


恵の横目と、店員の目が合った瞬間、レジの女性が、慌てて視線をそらした。


(私を見ていた・・・、どんなつもりで・・・、私を見ていたのかしら・・・)


単に、恵のような若い女性が、成年向け雑誌を見ようとしていることに、興味を持ったのかも知れないが、恵には、その女性が、心の中で


(何?あの子、あんな、いやらしい男が見るような雑誌を、見ようとしているなんて・・・、変態かしら?)


と、言った様に思えていた。


 恵の身体は、強い羞恥で、一瞬で熱くなり、膝頭が震えた。


 膝頭と共に、震えていた手を書棚に伸ばし、「変態告白クラブ」の野外露出特集号を手に取ると、書棚から滑り出た、「変態告白クラブ」の表紙には、雑誌の広告に載せられていたものと同じ写真が、カラーで載せられていた。若い女性が、コート姿で夜の路上に座り込み、両手でコートを開いている写真だ。コートの中には何も着ておらず、小振りで、形の良い胸がコートの中で露出していた。女性の横にあるガードレールが、野外の、路上であることを強調している。


 「変態告白クラブ」という雑誌名からして、女性が買い求めるには、泣きたくなるほど恥ずかしいのに、表紙には、変態的な写真が載せられている。恵は、再び、その本を持って、レジへ行くことを躊躇した。きっと、そんな変態的な雑誌は、男性でも、よほどの変態の人しか買わないだろうと思える。


 それでも、せっかく、勇気を降り出して、学校をさぼってまで、雑誌を買いに来ている事を思えば、そのまま書店を後にしてしまうのも、もったいないと思える。


 (いやらしい本を持っている所まで見られているなら・・・、もう、変態と思われているなら・・・、もう、今から逃げても、帰っても、意味無いわ・・・、どうせ変態と思われているのなら・・・、本を買って行ってもいいじゃない・・・)


 自分自身に言い聞かせながらも、まだ、迷いを振り切れない恵は、店員の方を気にしないようにしながら、手に取った、「変態告白クラブ」を、適当な場所で開いてみた。


 「少女の頃から、変態露出狂でした」という見出しと共に、白昼の路上で全裸になっている女性の写真目に飛び込んできて、恵は、その場に座り込んでしまいそうになってしまった。


目眩を感じながら、慌てて本を閉じたが、恵の脳裏には、かなり若そうな女性が、白昼の公園の様な場所で、全裸になって股間を触っている写真が焼き付いていた。


「少女の頃から変態露出狂」という見出しは、まるで、恵の事を指しているように思える。


 (あんなに、変態的な写真を・・・、昼間の、外での、オナニーを、写真に撮って、雑誌で、見せてしまうなんて・・・、どんな人なの・・・、どうやって写真を撮ったの・・・)


 淫らな好奇心が、恵の理性を崩していく。あの、「ロリステップ」でさえ、自慰レポートは、巻末に、わずかに載せられていただけなのだ。そんな「ロリステップ」でも、あれだけ影響されたことを思うと、今、手に強いる雑誌は、どれほど、変態的な内容で満たされているのだろう。


 想像すればするほどに、抑えようとしていた、いやらしい興奮と、好奇心が止めどもなく恵の心に押し寄せ、身体の震えが止まらなくなっていた。


 (見たいわ・・・、全部、見てみたいわ・・・、買うの、恥ずかしいけれど・・・・、でも、買わなくちゃ・・・、変態なんだから、変態と思われても・・・いいじゃない・・・)


 思春期の少女は、自ら、これほど変態的な本を買う事に、耐えきれない程の羞恥心を覚えてしまう。それでも、その雑誌の中で、自分の淫らな姿を、全国の人に晒している女性たちに比べれば、自分の羞恥心は、まだましな方なのかもしれないとも思う。意を決した恵は、表紙が自分の方になるように、本を手に取ると、震える足でレジへと向かった。


 表紙を自分の方に向けていたのは、表紙に載せられている写真が、あまりにも、変態的で、恥ずかしかったからだ。その写真を上に向けて、レジのカウンターに載せるのが恥ずかしかった恵は、表紙が店員に見えないように雑誌を持ってレジへ行き、裏表紙が上になるようにカウンターの上に差し出した。


 しかし、雑誌の裏表紙には、表拍子を上回る程の、恥ずかしい写真が掲載されていた。


 裏表紙には、夜の路上で、全裸の若い女性が、立ったまま、わずかに足を開いて、オナニーに耽っている写真が掲載されていた。目線が入っているものの、口を半開きにしている女性は、野外でのオナニーに興奮しているのだと、すぐわかる。そして、その女性を囲むようにして、左右には「裕美は、お外で全裸オナニーをするのが大好きなんです」、「変態露出狂と罵ってください」と、目にするのも恥ずかしい見出しも書かれていた。


 恵は、目眩で、その場に倒れ込んでしまいそうだった。


 雑誌の裏表紙に載せられている写真に驚いているのか、レジの若い女性は、カウンターの上に置かれた雑誌に、おそるおそる手にした。それでも、一度手に取った雑誌の値段を確認すると、好奇に満ちた目で、恵の顔を見つめた。


 「18歳未満じゃないですよね?」


 「は、はい、18になっています・・・」


 店員の問いに、うつむいたまま答えながら、年齢を、もっと上に偽れば良かったかも知れないと、恵は思った。18歳では、まだ、少女と何ら変わりないと思えた。


 無言のまま、少しの間、恵を見つめる目が、自分の興奮を見透かしている様で、恵の身体の震えが強まった。


 少しの気まずい沈黙の後、店員の女性は「1500円です」と無機質に言った。


 震えが止まらない恵の手は、バッグのファスナーを開いて、開いたわずかな口から、財布を取り出そうとしたとき、謝って、財布をバッグの中へと落としてしまった。人が誰も来ないうちに会計を済ませて、書店を出て行きたい恵の心は更に焦り、手探りでバッグの中を探したが、財布を探し当てる事が出来ない。


 仕方なく、店員に、バッグの中が見えないように、バッグをおなかの所に、横に抱えてファスナーを開いた時、震える恵の手元からは、バッグが、逆さまになって床に落ちていった。


 慌てて、しゃがみ込んで、床に落ちたバッグを拾おうとした恵を、店員の女性は、立ち上がって、カウンター越しに、恵の背中越しに、しゃがんでいる恵を見た。


 「大丈夫ですか?」


 背後からする店員の声に、恵は泣きたくなっていた。


 (やだぁ・・・、見ないでぇ・・・)


 床に落ちたバッグからは、高校の、制服のスカートが飛び出していた。


 目を合わせてもいないのに、背後から、痛いような、店員の視線を感じる。


 (高校生だって事・・・、わかっちゃったよね・・・)


 あわてて、飛び出した制服をバッグに詰め込み、財布が見つかると、恵は、泣きそうな顔になるのをこらえながら、立ち上がって、震える手で、財布の中から千円札を二枚取り出し、カウンターの上に置いた。


 女性店員は、カウンターの上に置かれた千円札を手に取らず、恵を見つめていた。


 「高校生なのね?こんな本買うなんて・・・、誰かに言いつけられたの?」


 店員は、恵の態度を見て、恵が、誰かに言いつけられるか、命令されて、無理やり、その本を買いに来ていると思ったようだった。可憐な、恵の姿を見れば、誰でもそう思っただろう。高校生の、清楚な少女が買うとは思えない、雑誌を見れば、そう思っても当然だった。店員の目が、恵を哀れんでいるように思えた。


 店員の問いになんと答えれば良いか、恵は迷っていた。


 無理やり、不良の人たちに言いつけられて、いやらしい本を買いに来させられて、買っていかなければ、いじめられてしまうと言えば、なんの疑いも無く、本を売ってくれるかもしれない。


 うまく、店員に話を合わせてしまおうと思ったのに、恵の口からは、全く反対の言葉が飛び出した。


 「ち、違うんです・・・、自分で・・・、こういうのに興味あって・・・、高校三年で18なんです・・・」


 口にしてしまってから、全身が火のように熱くなった。


 更に、数秒間続いた沈黙の後、女性店員は「変態告白クラブ」を紙袋に包装すると、カウンターの上の千円札を手にとって、会計を済ませ、おつりの百円玉五つを紙袋の載せ、恵の方へ無造作に差し出した。


 店員の目からは、哀れみのまなざしが消えており、汚い物を見るような、軽蔑した視線が、恵に注がれていた。


 「18歳でも、本当は、高校生には、こんな本は売れないのよ?」


 「はい・・・」と言いながら、恵は目の前に差し出された紙袋を取り上げ、おつりの百円玉と共に、バッグの中へ、投げ込むようにしまった。


 「もう・・・、今度来ても、そんな本は売れないわよ・・・、こんな子がいるなんて・・・」


 わずかに頭を下げると、恵は書店を飛び出した。


 「こんな(変態の)子がいるなんて・・・」


 店員の、侮蔑の言葉が、恵の頭の中に、何度も鳴り響いていた。


 (違うんです、私18じゃないんです、まだ、高校二年生なんです、高校生なのに、こんなに変態で、変態だから、変態の本が見たくて・・・、学校をさぼって、買いに来たんですぅ・・・)


 駅への向かって、逃げるように走りながら、恵は、心の中で叫びだしていた。


 電車を乗り継いで、自分の住む町の駅へ着いたとき、恵は、少し落ち着きを取り戻していた。


 あの書店へ、行くことは、もう無いだろうとも思う。


 (どうせ・・・、もう、あの本屋さんに行くこと出来ないのなら・・・、いやらしい女の子って、ばれちゃったのなら、店員の人に、もっと、はっきり、私が変態だって、伝えれば良かったわ・・・)


 成年向け雑誌を買うことで、あれだけ恥ずかしい思いをしたと言うのに、その恥ずかしい思いは、新たな恵の興奮を引き出している。


 耳に残る、書店の店員の、呆れたような言葉を思い出して、恵の身体は熱くなった。


 時間を確認すると、午後二時を少し回っている。まだ、学校から家に帰る時間としては早すぎた。恵は、学校を、仮病で早退したことを、母親には知られたくなかった。いつも、学校から帰るのと、同じくらいの時間に家に戻れば怪しまれないだろうと思う。私服で家に戻るわけにもいかない、どこかで、制服に着替え直す必要もあった。


 恵は、家の裏手にある、公園のトイレへ行くことにした。何度も、変態オナニーをするのに使っているトイレだ。あのトイレで着替えて、買ったばかりの「変態告白クラブ」を読んでいれば、時間が潰せると考えた。


 勿論、「変態告白クラブ」に、早く目を通したいと思っていたのも事実だ。変態的な雑誌を読みながら、公園の公衆トイレで、いやらしいオナニーをする自分を想像して、恵の股間からは熱い物があふれ出てきた。


 平日の、昼間の公園は閑散としている。遊具のある場所では、学校を終えた、数人の小学生が遊んでいるのが見られたが、その子供達以外に、人影はない。


 色づき始めた、公園の木々の間を歩き、恵は、河川敷に近い、奥のトイレへと向かっていた。トイレの周辺にも人影は無かった。


 秋が深まっていく十一月。日陰に入れば肌寒さを感じ、夕暮れともなると、冬の訪れを感じさせる程に、気温も低くなる。


 しかし、日が傾き、薄暗くなっていくトイレの、個室の中で、素っ裸になって、おまんこを弄りながら喘いでいる恵の身体には、うっすらと汗が浮かび上がっていた。


 「あはぁ、あ、いっちゃう、いっちゃうよ・・・、また、いっちゃうよ・・・、何回目か、わからないよ・・・」


 ピクピクと身体を痙攣させながら、恵は、トイレに入ってから、数回目のエクスタシーに達した。エクスタシーに達した恵は、力が抜けたように、素っ裸のまま、洋式トイレの蓋に座り込むと、バッグの上に置いてあった「変態告白クラブ」を手にとって、目を通していく。トイレの個室に入ってからというもの、恵は、何度も、同じ事を繰り返していた。


 日が大きく傾き始めると、明かりの点いていない、トイレの個室の中は、かなり薄暗くなって、手元にあるあっ雑誌の文字は、もう、はっきりとは見えなくなっていた。


 恵は、手元の雑誌を閉じると、バッグの奥へしまい込み、洋式便器の蓋に座ったまま、目を閉じて、小さくため息をついた。


 (この本・・・、買って、良かったわ・・・)


 恵に、心底、その様に思わせるほど、「変態告白クラブ」の内容は、変態的で、いやらしい内容に満ちていた。


 「変態告白クラブ」は、野外での羞恥行為にとりつかれた、六人の女性の、手記と、写真で構成されていた。


 一人で露出行為をしている所を、同じ趣味の男性に見つかり、一緒に露出行為をする様になった若いカップル、オナニーを見られたいという、変態的な願望を満たすため、書店にある成人雑誌の中に、淫らな手紙を挟み込み、連絡を取ってきた男性の前で、痴態に及ぶ独身OL、放尿と、お漏らしの興奮にとりつかれ、同性の友人に頼み込んで、放尿姿を見てもらっている女子大学生、レンタルビデオ店の店内や、街角のちょっとした死角で、裸体を晒し、オナニーをし、時には、第三者にまで見せてしまう、露出好きの新婚夫婦、旅行先で知り合った男性に、自分の淫らな露出願望を打ち明け、見ず知らずの土地で、大胆な露出行為をしてしまう独身女性。


 扇情的な手記と一緒に、それらの女性が行っている、変態行為の、淫らな写真が、たくさん掲載されていた。不思議な事に、淫らな興奮に喘いでいる女性達は、例外なく、プロポーションが良い。目線はしてある物の、顔立ちも、美人であることがわかった。恵は、その、美しく、淫らな女性達の写真を見ながら、考えていた。


 (変態の人って、こんなに、いるよね・・・、私だけじゃないのね・・・、そんなにたくさんはいないかもしれないけど、こんなに変態な人たちが、私以外にもいるんだわ・・・、それに、こんなに変態の人たちでも、彼がいて・・・、結婚して・・・、幸せになってるじゃない・・・、それなら・・・、私も、やっぱり、変態でいいわ・・・)


 喜びと、興奮が、恵の目を潤ませていた。


 六人の女性の、手記の中で、一番、恵に刺激を与えたのは、六番目に掲載されていた手記だった。


 現在は、女子学生になっているその女性は、少女の頃から、野外や、人前で裸体を晒すことに興味を持ってしまい、人知れず、一人で変態的な露出行為を繰り返す内に、とうとう、自らの露出願望を抑えきれなくなり、自ら、「変態告白クラブ」を発行する出版社の、編集部を訪れて、自分の痴態を見て、撮影して欲しいと頼んだと、記されていた。


 手記と共に掲載されている写真も、どれも刺激的だった。


 「皆さんが、お仕事されているオフィスの中で、私は、いやらしく露出オナニーに耽りました」、扇情的な見出しと共に、机が並ぶオフィスの中で、仕事をしている人たちの中に、一人、全裸で、イスに座って、股間に手を持っている写真、路上で、男性、女性を含む、数人の人たちに囲まれて、全裸で放尿し、オナニーをして、いってしまう迄の連続写真、「裕美は、変態露出狂の女子大生です、今も、下着を着けていません、変態露出マゾとお呼び下さい」と、書かれた白いTシャツを着せられて、雑踏の中に立っている写真、白昼の公園、公園の中の路上で、全裸になってオナニーしている写真。


 その手記こそ、書店で、恵が雑誌を開いたときに、脳裏に焼き付いた「少女の頃から、変態露出狂でした」という手記であり、雑誌の裏表紙に、路上での全裸オナニー姿が掲載されていた女性のものだった。


 露出狂の、女子大生の手記を読みながら、いつしか、恵は、その女子大生に、自分のことをオーバーラップさせていた。やがて、自分も、露出の変態願望を抑えきれず、その女子大生の様に、衆人の前で、淫らな姿を晒してしまうのではないかという予感にも、囚われた。


 薄暗いトイレの、個室の中で、全裸で、目をつぶりながら、先ほどまで読んでいた「変態告白クラブ」の編集後記を思い出す。


 「今回、手記を寄せられた女性の中より、裏表紙には、裕美さんの写真を掲載させていただきました。裕美さんの撮影が終わり、裕美さんが、編集部に自分の写真を撮りに見えられた時に、お願いしたのです。裕美さんには、快く承知していただけました。裕美さん自身も、自分の恥ずかしい姿が、全国誌の裏表紙に掲載される事に興奮してしまった様で、裏表紙の件をお伝えすると、潤んだ目つきで、私どもに「お願いです、ここで、もう一度、オナニーさせていただけませんか?」と言われたのです。裕美さんは、私どもの目の前で、三回もいってしまい、満足そうに帰って行かれました。裕美さん以外にも、自分の変態性癖で悩んでいる女性の方がいましたら、ぜひ、編集部にお電話下さい。貴女の、淫らな欲望を叶えるための、お手伝いをいたします。もちろん、秘密は厳守いたします。」


 恵の両手が、胸と、股間に伸び、またしても、オナニーを始めた。既に、トイレの中は、すっかり暗くなっている。


 よろよろと、胸と、おまんこの刺激を続けながら立ち上がった恵は、個室の外の、けはいを伺いながら、個室の鍵を外していった。


 「お願いです・・・、私の、オナニー、見ていただけませんか・・・?」


 と言いながら、素っ裸で、おまんこを弄りながら、トイレの個室から外に出た瞬間、恵は、また、絶頂に達していた。


 


 「木元さん、体調悪いの?顔が赤いわよ」


 英語を受け持つ、若い女性の教師に言われて、恵は小さく首を振った。


 「いえ、大丈夫です。ちょっと風邪気味なだけですから」


 少し紅潮させた頬だが、しゃんとした姿勢の恵を見ると、女性教師は安心したのか、それ以上何も言わず、授業を進めた。


 (やだ・・・、顔が赤くなってるなんて・・・、早く、早く、放課後になって・・・)


 制服の下では、下着を着けていない恵の身体を、小さなスクール水着が締め付けていた。


 恵は、「変態告白クラブ」に掲載されていた、編集部を訪れた、変態女子大生の写真に影響を受けて、淫らな言葉を書き連ねた衣類を着て、どこかで、オナニーをしてみたいと思っていた。本当は、写真の様に、そんな姿で、雑踏の中にでも出ていきたいが、そこまで、出来るはずもない。


 そんな恵は、体育の時間、友達の体操着の、クラスと名前を書かれた、胸のゼッケンを見ている時に、ゼッケンに「変態の木元恵」と書かれている自分の姿を想像して、身体を熱くした。


淫らな想像を、実行して見たかったが、そんな事をしたら、体操着が着られ無くなる。恵は、考えた末に、中学生の時に着ていた、体操着とスクール水着の、胸のゼッケンの部分に、自分の名前と共に、いやらしい言葉を書き連ねてみようと思い立った。


 押し入れの奥に閉まってある、古着を詰めた衣装箱の中より、中学時代の衣類を取り出して、ブルマーを穿いて見る。今でも、小柄な恵の身体だが、中学時代よりは、発育した身体にとって、昔のブルマーは、かなり小さくなっていた。


小さなブルマーは、腰回りを圧迫し、股間さえも締め付ける感じがした。しかし、小さなブルマーが、下半身を締め付ける感じは、まるで、身体を拘束されている様で、ちょっとした被虐感と共に、興奮を呼び起こす。


 中学時代の、スクール水着も取りだして、身につけてみる。身長が伸び、少しは、胸の膨らんだ恵の身体を、小さなスクール水着は、ブルマー以上に締め付けた。身長が伸びているせいか、肩ひもが、肩に食い込み、股間を被う布も、おまんこに食い込んでくる。


 まるで、マゾ奴隷の様に、拘束されて、縛られているような錯覚を覚えた恵は、スクール水着の、身体を締め付ける感触に興奮しながら、そのまま、オナニーをしてしまった。


 (マゾなんです・・・、締め付けられて、感じるマゾなんです・・・、こんな格好、一日中こんな格好していたら・・・、興奮しちゃう・・・)


 淫らな興奮は、過激な妄想をもたらす。小さなスクール水着を着て、オナニーをしながら、机の引き出しから、オナニー計画ノートを取り出した恵は、「変態の水着姿で、学校でオナニーする」と書き込んでいた。


 体育の授業がない土曜日、下着を着けずに、中学時代の、小さな水着を制服の下に着けてきた恵は、絶えず、身体を締め付ける、スクール水着の感触に興奮し、授業にも身が入らなかった。授業を受けながらも、頭の中には、淫らな妄想が、次から、次へと浮かび上がり、平静な振りをするだけでも、精一杯だった。


 休み時間になる度、トイレの個室で、股間の状態を確認すると、スクール水着の股間には、その部分が、濡れた事を表す、染みが大きく出来ていた。スクール水着の、股間を被う布をずらして、水着と裏側と、おまんこを、トイレットペーパーで拭いては見るものの、拭くほどに、股間からは淫らな液体があふれ出て、逆効果になっていた。


 土曜日の、最後の、授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると、恵は、我慢できずに、机の上に身体を伏せた。


 そんな恵の様子を見て、数人のクラスメイトが恵の元に来て、その中の一人が、恵に声をかけてきた。


 「木元さん、なんか、本当に体調悪そうだよ?大丈夫?一人で帰れる?」


 数人の、女子高生は、誰もが、心配そうな顔をしている。


 「うん、大丈夫よ、帰りに、お医者さんへ寄るつもりなの、トイレに行って帰るから、先に帰っていて・・・」


 弱々しく微笑みながら、クラスメイトに答えるが、恵の、心の奥底は、既に淫らな気持ちが渦巻いている。


 (違うの、いやらしく、スクール水着をおまんこに食い込ませて、みんなが、みんなが授業を受けている時から、いやらしい事を想像して、おまんこを濡らしていたの、これから、学校で変態オナニーするの、本当は、見られたいよ、本当は、ここで、変態ですって、告白して、みんなに囲まれたまま、オナニーしたいの・・・)


 心配そうに見守る、クラスメイトに囲まれながら、心の中で淫らな言葉を叫んだ恵の顔は、更に赤くなった。


 「ごめんね、トイレ行くから・・・」


 よろめく足取りで席を立つと、恵はトイレに向かった。


 (みんなが、帰るまで・・・、トイレで、待っていよう・・・)


 女子生徒達は、教室を出て行く、恵の後ろ姿を見ながら、誰も気付かなかったが、既に、恵の股間は、スクール水着を通り越して、制服の、スカートの裏地までも、汚してしまうほどに濡れてしまっていた。


 恵は、クラスの、他の生徒が帰るまで、トイレの、個室の中で息を潜めていた。個室の中に、一人でいると、どうしても、オナニーがしたくなってしまうが、これから、激しく、変態オナニーを行う予定の恵は、淫らな欲望をじっと我慢した。


 恵が教室を後にしてから三十分は立ったろうか、誰も来なくなったトイレから出て、教室の戻ると、教室には、誰もいなかった。恵は、再び教室を出て、特別教室棟へと向かった。


 放課後の、誰もいなくなった、特別教室棟の、四階トイレに入ると、恵は、洗面台の鏡に向かい、そこに写る自分の姿を見つめた。


 (顔が赤い・・・、こんなに、顔を赤くして、いやらしい、興奮していたなんて・・・、クラスで、みんなの前で、授業中に・・・、オナニーしていたのと、変わらないじゃない・・・)


 抑えてきた興奮が、解き放たれていく。


 「○○高校、風紀委員長、木元恵です。こ、これから、恵は、学校の、学校の中で、いやらしいオナニーします」


 鏡に映る自分に言い聞かせるように言った淫らな言葉は、淫らな気持ちを高めて、恵の身体を火照らせる。


 個室に入らないまま、恵は、洗面所の鏡の前で、制服のボタンに手をかけた。


 「あはっ、私、今、制服脱いでるんです・・・、こんな、トイレの、中で・・・、ああん・・・」


 自分のしている行為を説明しながら、脱いでいることが、恵の興奮を、一層激しくしていく。


 制服を脱ぎ、洗面台の上に置くと、白いブラウスのボタンも、上から順に外していく。ブラウスの裾を、スカートの中から引き出し、全てのボタンを外し終えた後、脱ぐために、ブラウスの前をゆっくりと開いていくと、鏡には、ブラスの下に、スクール水着を着た自分が映っていた。


胸のゼッケンには、鏡に映った裏文字ながら、いやらしい言葉が並んでいた。


 「二年三組、変態露出狂、木元恵、オナニーが大好きな女子高生、外でオナニーする変態露出狂 学校でオナニーして風紀を乱す 変態風紀委員」


 ブラウスの袖から手を抜き、ブラウスも洗面台の上に置くと、恵は、スカートのホックを外し、スカートのジッパーを下ろした。そして、腰をくねらせ、いやらしい姿態を作りながら、スカートを脱いで、洗面台の上に置く。


 洗面台の鏡には、体型より小さな、旧型スクール水着を着ているために、胸元がはみ出しそうになり、旧型スクール水着のスカートの部分が、上に持ち上がって、股間を被う布が、おまんこに食い込んでいる、いやらしい少女の姿が映っていた。


 「あふぅ、木元恵さん・・・、学校でオナニーは禁止なんですよ・・・、そんなに、そんなにいやらしい姿して・・・恥ずかしくないんですか?」


 鏡の中の自分に、自虐の言葉を投げかける「こんな子がいるなんて・・・」という、「変態告白クラブ」を買ったときに、書店の店員に言われた言葉を思い出した。


 「は、恥ずかしいけど、水着、あふぅ、水着が・・・、おまんこ、おまんこに食い込んで・・・、気持ちいいんですぅ、変態なんです、こんな変態の子なんです、はあっ、はあっ、授業中から、おまんこ濡らしていました、授業中から、変態オナニーの事考えていました、はあっ、あはぁ、今だって、今だって・・・、みんなは、みんなは、クラブとかしているのに、私は、こんな所で・・・、いやらしい姿で・・・、変態オナニーしているんですぅ・・・」


 「変態告白クラブ」に手記が掲載された、変態女子大生と自分が重なる。変態のゼッケンを縫い付けた、いやらしいスクール水着姿のまま、クラブ活動でにぎわう校庭を、歩いて横切る自分の姿を想像する。


放課後の、誰もいないトイレに、ピチャピチャというおまんこをいじり回す淫らな音と、いやらしいあえぎ声が響き渡っていた。


スクール水着の上から胸をもみ、股間を刺激する自分の痴態を鏡で見ていると、恵は、鏡の中の自分に向かって、淫らな命令をしたくなってしまう。


 「変態なんでしょ?あなた、こんな所で、トイレで、いやらしい姿で、オナニーする変態露出狂なんでしょ?それなら、もっと、変態露出狂にふさわしく、廊下でいっちゃった方がいいんじゃないの?」


 言葉にしたとたん、身体が火のように火照る。


 (廊下、廊下、廊下でオナニー、廊下でいくなんて・・・、だめだよ、だめなの、危険だよ・・・)


 自分で命令した言葉なのに、恵の心の中では、激しい葛藤が生まれる。もはや、その葛藤すら、快感の一部になっていた。


 「だめ、だめなの・・・、廊下に出たら、見つかっちゃうよ・・・、廊下でオナニーなんて・・・、見つかっちゃうよ・・・」


 自分を抑える為の言葉が、興奮のための手段でしか無くなっている。洗面台の右手にある、トイレの扉に目を向けると、恵は、震える足で、ゆっくりと扉へ向かっていった。


 ピンク色に塗られた、トイレの扉が重く感じる。普段の時に、制服を着て、普通に、トイレに入ってくる時とは、まるで別の扉の様に感じる。普段は、全く気にならない、トイレの扉を開け閉めする音も、静まり帰った校舎の中では、気になってしまう。


 ゆっくりと扉を押して、そっと開けていく。少し開いた扉の内側から、廊下の様子をうかがうと、人のけはいは無い。思い切って、通り抜けられるほどに扉を開け、淫らなゼッケンを付けたスクール水着を着たままの恵は、廊下に出た。


四階の廊下は、校庭からは、見えにくいだろうが、廊下に人が立っていれば顔ぐらいは、見えてしまうかもしれない。そう思った恵は、すぐ、廊下にしゃがみ込んで、身を伏せた。


 女子トイレの扉の前で、しゃがみ込んだ姿勢のまま、廊下の左右を見る。午後の日差しが入る明るい校舎の中では、廊下の端から端までが、全て見渡せた。もし、誰かが、この廊下に接している階段を上ってきて、廊下に一歩踏み出せば、恵はすぐに見つかってしまうだろう。


 スリルと、緊張と、興奮の中で、恵は、深夜の路地裏で行ったオナニーを思い出していた。


 恵は、階段の方から聞こえてくる音に注意しながら、しゃがんだまま、廊下の真ん中に行くと、廊下の、床の上に正座した。アスファルトとは違う、廊下のタイルの冷たい感触が、露出の興奮を呼び起こしていった。


 「二年三組、木元恵・・・、これから・・・、廊下で、変態オナニーします・・・」


 淫らな口上を述べて、自分の気持ちを更に高めようとしたとき、微かに、廊下に接する階段の方から、階段を上る足音と、女生徒の話し声が聞こえてきた。


 恵の興奮は、一瞬のうちに、不安と、恐怖に入れ替わる。


 (だめぇ・・・、いけない・・・、見つかっちゃうよ・・・)


 恵は、慌てて、正座を崩すと、足音も、トイレの扉の音もたてない様に気をつけながら、急いでトイレの中に戻った。そして、洗面台の上に、脱ぎ捨ててあった衣類を手に持つと、洗面台の向かいに位置する、清掃用具室へと逃げ込んだ。清掃用具室に逃げ込んだのは、万が一、声の主たちが、トイレに入って来たとしても、トイレの中には、誰もいないと思うからだ。


 清掃用具室の中、棚の上に衣類を置くと、用具室の壁にもたれる様にして、淫らな姿のまま、息を殺した。


 「なんで、こんな所まで来るの?美恵子は、大きいのしたいの?」


 「ちがうよぉ、ここの方が、誰も来なくて、なんか落ち着くじゃない」


 「そうかなあ、誰もいなくて不気味じゃん」


 トイレの扉が開かれて、人が中に入ってくる足音と、たわいない会話が聞こえてきた。話の様子から見ると、トイレに入ってきたのは、二人だけの様だ。


 鍵の掛からない、用具室の中で、恵は、微動だにしないで、成り行きを見守っていた。


 やがて、足音と共に、用具室に並んで設置されている、トイレの個室の扉が閉められる音と、トイレの水を流す音が聞こえてきた。


 トイレの水を流す音の大きさが、息を殺していた恵に、少し落ち着きを取り戻させた。


 薄いトイレの壁を一枚隔てた場所に、こんなに淫らな姿をして、いやらしい行為に耽っている女の子がいるなんて、トイレに入っている女子高生達は、夢にも思っていないだろう。恵の心に、淫らな興奮が蘇りつつあった。


 (ねえ、私、ここで・・・、こんなに、いやらしい姿しているの、オナニーしているの・・・)


 そっと、音を立てないように気をつけながらも、恵は、スクール水着の、またを被う布の横から、指を水着の中に入れて、ゆっくりと、おまんこを、なで始めた。


 奥の、トイレの扉が開く音がして、足音がトイレに響いた。


 「ふぅー、美恵子、もう帰ろうよ」


 「奈美、待ってよ・・・、ちょっと、床を・・・、よごしちゃったみたい・・・」


 少し、困惑した様な声が、隣の個室から聞こえた。


 「もう、美恵子ったら、どっち向いてしてんのよ?」


 隣の個室の鍵を開く音が聞こえ、ゆっくりと、扉を開ける音がする。


 「やだ、奈美、見ないでよ、ちょっと掃除しちゃうから、待ってて」


 「掃除」と聞いて、用具室で息を潜めながらオナニーをしていた恵は、背中に冷水を浴びせられた様な気持ちになり、一瞬、おまんこをまさぐる指の動きが止まった。


 (え!、だめ、そんな・・・、見つかっちゃうよ、私、見つかっちゃうよ!)


 いきなり、全身が震えだし、身体の震えは、歯まで鳴らしてしまいそうだった。恵は左手の人差し指を、ギュッと噛んで、歯が鳴ってしまうのを止めた。


 「ちょっと、モップで拭き取るだけだから・・・」


 足音が、用具室の前まで近づいてきた。


 (見つかる、見つかる、見つかっちゃう、変態だって、変態ってばれちゃう、だめ、だめ・・・、もうだめぇ・・・)


 しかし、恐怖と絶望の中から、それらを越える興奮が、恵に押し寄せてきた。この絶望的な状況の中で、こんな気持ちになるとは、恵自身にも予想がつかなかった。


 次の瞬間には、自分の淫らな姿が見つかってしまうという状況の中で、恵は、おまんこを刺激する指の動きを止められなくなっていた。


 (だめ、だめ、だめ、開けちゃだめ・・・!、オナニー、変態オナニー見つかっちゃうよ、オナニー止められないよ・・・、やだ、やだ、やだ、見られる、見られちゃうよ、見られるよぉ・・・)


 「いいじゃない、美恵子、もう、放っておいて帰ろうよ」


 「でも・・・」


 「私は待たないからね」


 少し冷たい声色と、トイレの扉を開ける音が聞こえた。


 「ああん、奈美、待ってよ、私も帰るから・・・」


 用具室の前から、少し急いだ足音が遠ざかり、もう一度、トイレの扉が開閉する音が聞こえた。


 静けさが戻ったトイレの中、清掃用具室の中には、涙と、鼻水と、唾液を流しながら、果ててしまった恵が、床に座り込んでいた。


 (豚だわ・・・、雌豚の顔だ・・・わ・・・)


 誰もいなくなり、静けさが戻ったトイレの、洗面台の前で、恵は、鏡に映る、分泌物で汚れた自分の顔を見つめていた。


 (私、あのとき、見られてもいいと思っていた、あの子達に、ばれてしまってもいいと思っていたわ・・・、ううん・・・、見られたかった・・・、あのまま、変態オナニーしている所を・・・、見て欲しかった・・・)


 スリル、不安、恐怖を越えたところに、別次元の興奮と快感が存在すると思うと、空恐ろしい気がしてくる。


 このまま堕ちていけば、どうなってしまうかわからないという不安が、恵の心に過ぎる。しかし、あれほどの快感を覚えてしまった今となっては、また、あの快感を求める行為を行ってしまうかもしれない。


 やりきれない、気持ちを覚えながら、汚れたスクール水着の上に、急いで、ブラウス、スカート、制服を着込むと、恵は、トイレを後にした。


 廊下に出たとたん、恵は、先ほどまで、淫らなスクール水着姿で、廊下に正座していた自分を思い出した。


 変態の露出狂である自分が、快楽を貪るためには、廊下の様な場所こそ、変態行為をするのに、ふさわしいとも思えてしまう。


 「やだっ・・・、私って、さっき、あんなに・・・、危ない思いして、いったじゃない・・・、それなのに、まだ、オナニーしたいの・・・、なんていやらしいの・・・」


 恵は、もう自分の欲望を否定してはいない、言葉にすることで、自分の興奮を高めているだけなのだ。恵は、自分の淫らな気持ちを紡ぐ、一人芝居に酔っていた。


 「恵、変態だから・・・、変態露出狂だから・・・、廊下でしたいんです・・・、廊下でオナニーして、いいでしょうか・・・?」


 「仕方ないわねえ・・・、変態なんだから・・・、学校の廊下でオナニーしたいなんて、どこまで変態なのかしら・・・、変態なんだから、見つかっても仕方ないわよね・・・、見つかったら、絶対に言い訳の出来ない姿でオナニーするのよ!」


 一人で言葉を発しながら、既に、恵の両手が、身体を刺激し始めていた。


 (見られても仕方ないんだ・・・、変態なんだ・・・、もう、見つかってもいいの・・・・)


 階段の手前の廊下で、恵は廊下に座り込むと、乱暴に制服を脱いで、自分からは手の届かない場所へ放り投げた。


 同じように、ブラウスも、制服のスカートも、無造作に脱いでは、廊下の隅に向かって放り投げ行く。


 「あはっ、はぁっ」


 息を乱しながら、衣類を放り投げている姿は、何も知らない者が見たら、錯乱しているとしか思えないだろう。実際、恵は、興奮で錯乱していたのかもしれない。


 最後に残ったスクール水着だけは、脱いだ後に、廊下の真ん中に広げた。広げた、いやらしいスクール水着に相対するように、両膝で廊下に立った恵は、スクール水着を前にして、素っ裸でオナニーを始めた。


 「こんなに・・・、こんなに、いやらしいものを着て・・・、変態だわ、木元恵、二年三組、変態です、変態風紀委員長です、こんないやらしいの、着てきたらいけないの、はあっ、はあっ、風紀委員長なのに、自分で風紀を乱しているんですぅ、学校の廊下で、廊下で・・・、素っ裸になって、変態オナニーして、興奮して、感じるなんて・・・、私だけです、木元恵だけです、はっ、はあっ、変態オナニー見つかりそうになって、見つかりそうになっていっちゃう、変態なの、恥ずかしいの大好きな変態なの、誰か来てぇ・・・、はあっ、誰か・・見てぇ・・・」


 学校の廊下で、素っ裸で、激しく、胸と、おまんこを弄びながら、床に広げていたスクール水着を、左手で持ち上げと、恵は、いやらしい液で汚れまくっている、股間を被う布の匂いを嗅いだ。甘酸っぱいいやらしい匂いと、わずかな尿臭に刺激された恵は、スクール水着の、股間の布を、口にした。


 「い、いやらひぃ、あいが、あいがふうよぉ・・・」


 スクール水着の股間の被う布を口にくわえたて、その部分に染みこんだものを吸い取るようにしながら、右胸をもみし抱く左手の動きと、おまんこを擦りあげる右手の速度が速まっていき、ピチャピチャという、おまんこから漏れる淫らな音と、いやらしい恵の吐息が、静かな廊下に響いていた。両膝の間になる床の上には、ポタポタと音を立てながら、恵の股間から流れ出す淫らな液体が落ちていた。


 「へ、へんらいなんでふぅ、へんらいなのぉ・・・、へんらいなんでふぅ、いく、いく、いくのぉ、いくのぉ、へんらい、いくのぉ・・・」


 廊下に、膝で立っている恵の身体襲った、数回の痙攣が治まると、恵の口からは、スクール水着が床に落ちた。


 全身の力が抜けきった恵は、耐えきれずに、そのまま、素っ裸の身体を、廊下に横たえた。変態オナニーで火照った身体に感じる、廊下の冷たさが、とても心地よい。


 少し遠のいた意識の中で、恵は、すっぱだかで、寝ころんだまま、廊下を見渡す。自分の脱ぎ捨てた衣類が、廊下のあちこちに散乱していた。もし、こんな所を見られたら、いったい何何事が起こったのだろうと、思われるのだろう。


 「ごめんなさい・・・、廊下を散らかしたのは、恵です・・・、恵は、廊下で、学校の廊下で、素っ裸で、オナニーして・・・、素っ裸で・・・、いっちゃったんですぅ・・・」


 午後の日差しが、傾きかけてきた、学校の廊下で、素っ裸のままの恵は、ヒクヒクと、わずかに、身体の痙攣を続けていた。


 


 年も明けると、理香恵の、高校受験の、本番が近づいてきたことで、恵と理香恵は、普通の文通も控えていた


一人で、誰にも言えないオナニーを繰り返す、高校二年の、恵の冬は、素っ裸コートに明け暮れた冬だった。


時には、野外オナニーもしてみたが、やはり、冬の寒さの中での、露出は、大胆さに欠けてしまう。


 恵にとっては、面白くなかった冬も終わりに近づき、そろそろ、春の兆しが感じられるようになった、三月の中旬の日曜日、恵は、理香恵からの手紙が待ちわびながら、今年も、後、何回出来るかわからない素っ裸コートで外出していた。


 何度か訪れている、造り酒屋の裏路地。その路地は、既に、恵の野外オナニースポットとして、定番になっている。誰かに、見つかってしまうことを恐れて、路地裏での変態行為は、頻度こそ控えめにしてはいるが、その路地は、恵にとって、路上で、一番大胆な行為が出来る場所になっていた。


 素っ裸コートに慣れてしまった恵の身体は、今では、単に、素っ裸の上にコートを着るだけでは満足できなくなっていた。恵は、その路地裏に行くと、コートのボタンを全て外し、コートの前を合わせるだけで、より刺激的な、素っ裸コートのスリル感を味わうようになっていた。


 晴れてはいるものの、まだ、少し寒さが残るその日も、恵は、午前中の、早い時間に、路地裏に着くとすぐに、コートのボタンを全て外してしまい、コートの前を合わせるだけで路地を歩きながら、興奮を高めていた。


どこで、コートを開こうか、どこで、おまんこを弄ろうかと、想像しては、息を荒くしていた。


路地裏に入る場所から、一度、造り酒屋の塀の沿って左に折れる、路地の奥まで歩いて行った恵は、方向を返して、神社の方へ戻ってくる、その様にしながら、路地の様子を見た後に、いつも、変態行為に及んでいるのだ。


 恵が、神社方向に戻る様に、歩いていると、以前、恵が、白昼に、放尿の直後を見られてしまった電柱の陰から、一人の女子高生が路地裏に出てきた。滅多に、人と出会う事が少ない路地ではあるが、時たま、こういう時もある、反対方向から、歩いて来る女子高生を見ながら、恵は、コートの前をしっかりと合わせて、女子高生の方へ歩いていった。


 全裸コートで、ボタンもかけずに、人とすれ違うのは、不安もあったが、その分、興奮も大きい。次第に高まる鼓動の音が、すれ違いざまに気付かれないように祈りながら、恵は、すれ違おうとしている女子高生に、視線を向けた。


 (あの制服って、あの時の・・・?)


 女子高生の着ている学校の制服と、高い背丈を見て、その女子高生は、以前、恵の路上放尿の跡を、見ていった少女ではないかと思えた。あの時は、放尿の跡の前に立ち止まった、女子高生の顔を見ることは出来なかったが、後ろ姿はしっかりと覚えている、着ている制服や、高めの背丈、少女が出てきた場所等を考えると、同じ人物としか思えなかった。


 急に、恵の羞恥心に火が点き、身体が震え出す。


 (私の顔・・・、覚えてないよね・・・、おしっこしてたの、覚えてないよね・・・)


 高まりだした鼓動と、途切れる息づかいに、はらはらしながらも、恵は、すれ違いざま、少女の顔を見た。ショートカットの、目の大きい、凛々しい顔つきの少女だった。手には、テニスラケットを入れたバッグを持っていた。


 少女の方も、すれ違いざまに、少し、鋭い視線で恵を見つめた。目が合うと、恵の頬が赤く染まり、慌てて、視線をそらしてしまった。


 少女とすれ違った直後、後ろを振り返って、少女の後ろ姿を見ていた恵は、一瞬、その少女の前で、自らの、淫らな裸を晒す妄想に囚われた。少女の鋭い視線が、恵の、マゾの心を揺さぶったのだろう。恵は、あの、冷たい視線で、蔑まれたいと思い始めていた。


 (見られたいよ・・・、コート開きたいよ、誰もいないし・・・、あの子は後ろを向いてるから・・・一瞬だけなら、一瞬だけなら・・・、あの子に向かって・・・、コートを開いても・・・大丈夫だよね・・・)


 足を止めて、振り返った恵は、熱病にでもかかっているかの様に、ふらふらとした足取りで、それでも、気付かれないように、足音を忍ばせながら、すれ違った少女を追った。


 (誰もいないよね・・・)


 恵は、キョロキョロと路上を見渡すと、わずかに、身体の幅だけ、少女の後ろ姿に向かって、コートを開いた。淫らな興奮で、股間を濡らしたいやらしい身体を、白昼の路上で、少女の背中に晒していた。


 (ねえ、見て、見てぇ・・・、変態露出狂の、恵の、いやらしい身体を見て、見てぇ)


 心で呟く声が、淫らな興奮を加速した。


 開いたコートを、一度閉じた物の、もう、それだけでは、恵の興奮はおさまらなくなっている。合わせたコートの中に、右手を忍び込ませると、コートの下で、左の胸をゆっくりともみながら、少女の後をつけていった。


 (おっぱい気持ちいいの、あなたの、すぐ後ろで、おっぱい触ってるのよ・・・、オナニーしているのよ・・・、ブラジャーなんて着けてないの、コートの下は素っ裸なの、ほらぁ・・・)


 コートの下で胸をもみながら、何度か、コートを開いては、胸をもんでいる姿を晒した。次第に、興奮が高まっていった恵は、いやらしい興奮で大胆さを増していき、右手を、コートの中に忍び込ませて、いやらしく濡れたおまんこをいじりながら、腰をくねらせて、少女の真後ろを歩いていた。左手では、周りを気にしながら、コートの前を、チラチラと開けていた。


 (こんなに近くで・・・、すぐ後ろで、オナニーしているのよ・・・、ほらぁ、おまんこ、こんなに濡れてるの、見て、見てよぉ、恵のいやらしいおまんこ見てよぉ、恥ずかしい、変態の格好見てよぉ・・・)


 興奮で周囲が見えなくなっていた恵は、大胆にコートを開き、おまんこをいじり回す。少女は、何も気付かないのか、恵の少し前を、真っ直ぐに歩いていた。


 そのまま進むと、もう少しで、路地の奥に達する。少女は、左手に折れ曲がる前に、後ろを見るかもしれない。恵は、なんとしてでも、その前に、いってしまいたかった。


 (もう少しなの、もう少しなの・・・、いきそうなの、あなたの後ろでいきそうなの、変態なの、露出狂なの、道で、オナニーして、あなたの後ろでオナニーして、いきたいの、ねぇ、見て、恵のオナニー見てぇ)


 恵は、コートを肩まで外し、大きく前を広げて、白昼の路上で、全裸に近い姿になっていた。いくときだけでも、全裸になってしまいたい欲望を、必至に抑えていた。


 「あふぅ」


 高まったいやらしい興奮が、恵に、快感の吐息を一瞬だけ、漏らさせてしまった。その時、曲がり角に近づいていた少女の足が止まり、少女が恵の方へ振り返った。


 「やだっ!」


 声を出したのは、恵の方だった。少女が振り向くと同時にコートの前を合わせたが、肩の方まで外していたコートを、一瞬で普通の着方に戻すことは出来なかった。中途半端に閉じたコートは、かろうじて胸の辺りは隠したものの、肩は露わになったままで、下半身側で、開いたコートの奥には、うっすらと陰毛が見えていた。恵は、とうとう、人の前で淫らな裸を晒してしまったのだ。


 少女が、恵の痴態をじっと見据えたとき、恵の身体には、震えと共に、身体の奥底から、今まで感じた事のないエクスタシーが押し寄せてきた。


「あふっ、いっちゃう・・・」


恵は、少女の目の前で、どこにも触れていないのに、視線だけで絶頂に達してしまった。


 コートを着直すこともせず、恵は、うつろな目をしたまま、少女の前で佇んでいた。


 実際は、少女が振り返ってから、恵が絶頂に達してしまうまでは、ほんの一瞬の間しかなかった。しかし、恵にとっては、その、一連の時間が、まるで、ビデオを、ストップモーションで再生しているよう様に、ゆっくりと感じられていた。


 うつろな恵の目に、ゆっくりと、口を開く少女が見えていた。


 「だれかー!、だれかー!、来てください!、変な人がいますー!」


 路地裏の静寂を破る様に、少女の叫び声が路地裏にこだました。その声に、恵は理性を取り戻し、現実を認識すると共に、猛烈な恐怖感が押し寄せてきた。


 (いけない!逃げなくちゃ!)


 少女が叫び声を上げている、曲がり角の先の方からは、人が駆け寄る足音が聞こえてくる。


一刻も早く、その場から立ち去らなければいけないと思った恵は、コートのボタンを閉じもせず、走ることで、翻るコートの中に、裸身が見えることも気にせず、生まれてから今まで、走ったことのない様なスピードで、路地を駆け抜けていった。


 動転して走り去る恵の、遙か後ろの方からは、内容は聞き取れないが、おそらくは、恵の事を話しているのだろうと思われる声が聞こえてきた。


 路地裏から、神社の横の道を曲がると、恵は、神社の中に入って行き、冬でも葉を絶やしていない、植え込みの陰に隠れてから、手早くコートのボタンを留めた。


 誰も、そこまでは追っては来なかったが、恵の全身は痙攣するように震えていた。


髪が乱れていた、息が荒くなっていた、全身に汗をかいていた。


 「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」


 荒い息が止まらず、鼓動の高鳴りも収まらないのは、決して、走って、逃げてきただけのせいではない。


 「見られちゃった、本当に、見られちゃった、見られちゃったんだ・・・私、見られちゃったんだ・・・、裸、見られちゃった」


 自然に口をついて出る、後悔とも、興奮とも思える、独り言を治めるため、恵は、右手で、コートの上から、左胸の辺りを、ギュッと、押さえつけた。


 「あはぁ・・・」


 おまんこを触ったわけでは無いのに、胸を押さえつけただけなのに、二度目のエクスタシーが、恵の身体に押し寄せた。恵は、そのまま、植え込みの陰の地面にずるずると腰を下ろしてしまった。わずかに開いた、コートの裾の奥には、何も穿いていない、恵のおまんこが見えていた。


 (理香恵ちゃん・・・、もう、だめだよ、私・・・、見られないと、見られないと、だめだよ、早く手紙をちょうだい・・・、理香恵ちゃんになら、思い切り見てもらえるよね・・・、早く、理香恵ちゃんの前で・・・、オナニーしたいよぉ・・・)


 懇願するように、涙をにじませながら、空を見上げる恵の目には、神社の参道に植えられている桜のつぼみが見えていた。

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